小学校に行きたくない!お子さんが泣く原因や保護者の対処法を解説

監修:村上実優

監修:村上実優

累計7万人以上の指導実績を持つ成基の個別指導塾「ゴールフリー」で教室長を務めた後、シンガクの教室長に就任。子どもの本来持つやる気や意欲を引き出す“教育コーチング”のスキルを活かし、学校以外の多様な学びの機会提供と、子どもが安心して過ごせる居場所づくりを目指してシンガクを運営している。

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目次

小学校に行きたがらないお子さんに対する保護者の対応は、非常に悩ましい問題です。

本記事では、泣くほど小学校に行きたくないというお子さんの理由を症状別に解説し、保護者としてどのように対応すべきか具体的にアドバイスします。

特に、

・泣くほど学校に行きたがらない理由とその背景を知りたい

・保護者ができる具体的な対応方法を知りたい

・前向きに学校に行けるようになってほしい

・小学校に行かないことでの影響とその対策を知りたい

という方におすすめの内容です。

記事を読みながらお子さんへの理解を深め、適切な対処法を検討してくださいね。

お子さんが泣くほど小学校に行きたがらない症状別の理由は?

お子さんが小学校に行きたがらない理由にはさまざまなものがあります。特に、泣くほど強い拒否感を示す場合、その背景には身体的・心理的な要因が潜んでいることが考えられます。以下に、代表的な症状とその理由を解説します。

頭痛・吐き気・腹痛が見られる

お子さんが「頭痛がする」「吐き気がする」「お腹が痛い」と訴える場合、これらはストレスや不安からくる身体的症状である可能性があります。学校に行くことへのプレッシャーや、クラスメイトとの人間関係、勉強に対する不安などが原因となり、体が自然と「行きたくない」というメッセージを発しているのです。

元気がなく落ち込んでいる

普段は元気なお子さんが急に元気をなくし落ち込んでいる場合、学校でのいじめやトラブル、あるいは先生との関係に問題がある可能性があります。また、家族や友人との関係の変化など、家庭環境が影響していることも考えられます。こうした状況では、お子さんが心の中で深い不安や孤独感を感じていることが多いです。

朝だけ調子が悪い

朝だけ「調子が悪い」と訴える場合、これは心理的な要因が大きいと言えます。学校に行く前の特定の時間にだけ症状が現れるのは、登校へのプレッシャーが原因であることが多いです。学校が始まる前の時間にだけ体調が悪くなるのは、無意識のうちに学校を避けたいという気持ちが影響しているためです。

学校に行きたくないと思う

特に症状がないけれど「学校に行きたくない」と感じるお子さんは、学校に対する興味やモチベーションが低下している可能性があります。授業がつまらない、友達ができない、先生に叱られるのが怖いなど、さまざまな理由が考えられます。こうした場合、お子さんが学校を「楽しくない場所」と認識してしまっている可能性があります。

お子さんが泣いて小学校に行きたがらないときはどうする?

お子さんが泣いて小学校に行きたがらないとき、保護者としてどう対応すべきかは非常に悩ましい問題です。しかし、無理に学校に行かせることは、かえってお子さんの心に大きな負担をかける可能性があります。以下に、お子さんが学校に行きたがらないときの対処法を紹介します。

お子さんの気持ちを尊重する

まずは、お子さんの気持ちをしっかりと受け止めることが大切です。「学校に行きたくない」と泣いているお子さんに対して、無理に行かせようとすると、さらに不安やストレスが増幅してしまうことがあります。まずはお子さんの話をしっかり聞き、どんな理由で行きたくないのかを理解することが大切です。

専門家に相談する

お子さんの拒否感が強く、長期間続く場合は、学校の先生やカウンセラー、心理士などの専門家に相談することを検討してください。専門家のサポートを受けることで、お子さんが抱える問題の根本原因を明らかにし、適切な対処法を見つけることができます。

一緒に休む日を設ける

学校に行くことが難しい日には、無理に行かせるのではなく、親子で一緒に休む日を設けるのも一つの方法です。お子さんが安心してリラックスできる時間を作り、学校以外での楽しみを見つけることで、少しずつ学校への不安を軽減することができるかもしれません。

スモールステップを導入する

完全に学校に行くのが難しい場合でも、少しずつ慣れていくためにスモールステップを導入することが効果的です。例えば、登校時間を少し遅らせる、週に1日だけ登校する、授業の途中から参加するなど、お子さんが無理なく取り組める方法を取り入れてみましょう。

お子さんを小学校に行かせる方法は?

お子さんが小学校に行きたがらないとき、無理に行かせることは避けるべきですが、少しでも学校に対して前向きな気持ちを持たせる方法を考えることが重要です。ここでは、保護者ができる行動や声掛けの方法を紹介します。

学校の楽しい面を強調する

お子さんが学校に行きたくない理由として、学校の楽しさを感じられていないことが考えられます。学校での楽しい出来事や友達との遊び、好きな科目について話題にし、学校に対してポジティブなイメージを持たせるようにしましょう。

小さな成功体験を積ませる

学校生活に対する不安や自信のなさが原因の場合、お子さんに小さな成功体験を積ませることが効果的です。例えば、朝の支度を自分でできたことを褒めたり、前の日に作った作品を先生や友達に見せるように促したりすることで、お子さんの自信を少しずつ育んでいくことができます。

お子さんのペースに合わせる

無理に学校に行かせようとすると、かえってお子さんの心の負担が大きくなる可能性があります。お子さんが少しずつ学校に慣れていけるよう、保護者としてお子さんのペースを尊重しながらサポートしていきましょう。時には登校しない日があってもいいという柔軟な姿勢を持つことが大切です。

学校以外の活動を楽しむ

学校が苦手なお子さんには、学校以外での活動を通じて自信や楽しみを見つけることも一つの方法です。習い事や地域のイベントなど、学校以外の場所で成功体験を積むことで、学校に対する不安が少しずつ解消されることがあります。

小学校に行きたがらないお子さんは増えているの?

近年、小学校に行きたがらないお子さんが増えているというデータ(*出典1)があります。全国的に見ても、学校に通えなくなるお子さんの数は増加傾向にありますが、その背景にはさまざまな理由が考えられます。

コロナ禍の影響

まず、コロナ禍による影響も大きな原因の一つです。長期間のオンライン授業や外出制限により、学校生活のリズムを失ってしまったお子さんも少なくありません。学校に行くこと自体に不安を感じるお子さんが増え、再び学校に戻ることへの抵抗感が強まったことが影響しています。

現代のストレス社会

お子さんたちも現代社会のストレスにさらされています。学業に対するプレッシャーや、保護者の期待、人間関係のトラブルなど、さまざまな要因が重なり、学校に行くことが負担に感じられるようになることが増えています。

学校環境の変化

近年、学校の環境も変わりつつあります。たとえば、教育内容の高度化や、友達との関係性の複雑化などが挙げられます。これらの要因が組み合わさることで、お子さんたちが学校に行きたがらない理由が生じやすくなっています。

いじめの問題

いじめの問題も、学校に行きたがらないお子さんが増えている一因です。SNSを通じたいじめや、教室内での孤立感などが原因で、学校に行くことが苦痛になっているお子さんが少なくありません。いじめが表面化しにくい時代だからこそ、保護者や学校側のサポートが重要です。

小学校に行かないことは甘えなの?

小学校に行かないお子さんが増えている中で、それが「甘え」だと捉えられてしまうことがあります。しかし、このような見方は、お子さんたちの真の問題を見過ごしてしまう危険性があります。

心の問題を理解する

お子さんが学校に行きたがらない理由は、単なる「甘え」ではなく、心の問題であることが多いです。不安やストレス、人間関係の問題などが原因で、学校に行くことが難しくなっているケースがほとんどです。これらの問題を「甘え」と捉えてしまうと、適切なサポートが得られず、お子さんたちはますます孤立してしまいます。

社会的プレッシャーの影響

また、お子さんたちが「学校に行かなければならない」という社会的なプレッシャーに押しつぶされてしまうこともあります。学校に行けない自分を責め、自己肯定感が低下することで、ますます学校に行きたくなくなるという悪循環が生まれてしまうのです。

保護者の理解とサポートが重要

お子さんが学校に行かないことを「甘え」と捉えるのではなく、保護者としてはその背後にある問題を理解し、サポートする姿勢が求められます。お子さんの心の健康を第一に考え、無理に学校に行かせることを避けることが大切です。お子さんが安心して過ごせる環境を整えることで、少しずつ学校への不安を和らげることができるでしょう。

小学校に行かない日々が続くとどうなる?

お子さんが小学校に行かない日々が続くと、いくつかのデメリットが生じることがあります。これらを理解しつつも、柔軟な対応を心がけることが大切です。

コミュニケーションの低下

まず、学校に行かないことで、同年代の友達とのコミュニケーションが減少する可能性があります。友達との交流は、社会性を育む上で重要な要素です。学校生活を通じて学ぶことができるコミュニケーションの機会が減ることで、将来的に対人関係で困難を感じることがあるかもしれません。

学校生活の思い出が作れない

学校に行かないことで、学校行事やクラスメイトとの思い出を作る機会が減少します。これらの思い出は、お子さんの成長過程において大切な要素となるため、将来的に「あの時行っていれば」と後悔することがあるかもしれません。

学力に問題がない場合でも

お子さんが自主学習を続けることで、学力に関しては問題がない場合でも、学校で学べる社会性や協調性の面では不利になることがあります。学校での集団生活を経験することでしか得られないスキルがあるため、それが欠けてしまうことは将来的に課題となり得ます。

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小学校に行かないデメリットをご紹介しましたが、必ずしも学校に行かないことがすべて悪いわけではありません。オンラインフリースクール シンガクでは、少人数での指導や個別対応が充実しており、お子さんのペースに合わせた学びの場を提供しています。こうした環境で学ぶことで、学校生活で感じるストレスを軽減し、自己肯定感を高めることができます。

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【出典一覧】

*出典1 文部科学省「令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果

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