近年増加傾向にある不登校の児童。新型コロナウイルス感染症の拡大にともなう環境の変化や制限などで、不安やストレスを抱くお子さんが増えていることも関係しているとも考えられています。
さらにいえば、不登校の状態でなくても、潜在的に学校に行きたくないと悩む生徒は、不登校の生徒数よりも多いといわれています。
不登校と不登校の傾向にある生徒は、どのような違いがあるのでしょうか?
この記事では、不登校の定義や不登校の傾向がみられる生徒の特徴など、不登校について幅広く解説していきます。
【はじめに】不登校とは?
何日学校を欠席したら不登校と分類されるのでしょうか?はじめに、不登校の定義をご紹介します。
文部科学省による不登校の定義
文部科学省は、不登校を以下のように定義しています。
[不登校の定義]
何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席したもののうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの
引用:不登校の現状に関する認識
学校を休みがちな生徒でも、年間の欠席日数が29日以下であれば、不登校の定義外となります。
不登校と引きこもりの違い
「引きこもり」と「不登校」を混同してしまう方も少なくありません。2つの言葉は、どのように違うのでしょうか。
厚生労働省による引きこもりの定義は以下の通りです。
[引きこもりの定義]
さまざまな要因の結果として社会的参加(就学、就労、家庭外での交遊など)を回避し、原則的には6カ月以上にわたって、おおむね家庭にとどまり続けている状態を指す現象概念(他者と交わらない形での外出をしていても良い)
引用:ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン
不登校が原因でそのまま引きこもりになってしまう方も見受けられます。
しかし、不登校の定義に当てはまる生徒でも、6カ月以内に部分的に登校しているなどの社会的参加が見られれば、引きこもりには分類されません。
データから読み解く不登校の生徒の現状
ここでは、不登校の生徒数の現状を、小・中学生と高校生の2つに分けてご紹介します。
小・中学校における不登校生徒数は過去最多を記録
文部科学省の調査によると、令和3年度の小・中学校における不登校の生徒数は、24万4,940人の過去最多を記録しました。
前年度は19万6,127人で、不登校の生徒数は9年連続で増加しています。
また、不登校の生徒のうち、90日以上学校を欠席している割合は55%です。この結果から、不登校生徒の半数以上が、長期に及ぶ不登校だと分かります。
高校における不登校生徒の約18%が中途退学に
一方、令和3年度の高校における不登校の生徒数は、5万985人と前年と比べ増加しています。
小中学校と違い高校は義務教育ではないため、不登校が長期化すると進級・卒業が難しくなる可能性があります。実際に、5万985人の不登校生徒のうち、90日以上欠席した生徒は17.6%にのぼります。
高校における不登校生徒の中途退学および留年者数のデータは以下の通りです。
出典:令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要
- 不登校生徒のうち中途退学に至った者 :17.5%
- 不登校生徒のうち原級留置(留年)になった者 :5.9%
学校に行きづらいと感じ始めたきっかけ
お子さんはどのような出来事がきっかけで不登校になってしまうのでしょうか?
学校に行きづらいと感じ始めたきっかけを小中学生ごとにまとめたランキングは以下の通りです。
小学校 | 中学校 | |
1位 | 先生 | 身体の不調 |
2位 | 身体の不調 | 勉強 |
3位 | 生活リズムの乱れ | 先生 |
4位 | 自分でも分からない | 友達(その他) |
5位 | 友達からのいじめや嫌がらせ | 友達からのいじめや嫌がらせ |
6位 | 勉強 | 生活リズムの乱れ(※同率5位) |
7位 | 友達(その他) | 自分でも分からない |
8位 | ネット・ゲーム・SNS | ネット・ゲーム・SNS |
9位 | 学校に行かなくてもいいと感じた | 学校に行かなくてもいいと感じた |
10位 | その他の学校生活 | 部活動 |
※複数回答可(【概要】不登校児童生徒の実態調査結果」に基づき作成)
小・中学生ともに、「身体の不調」が上位にランクインしています。実際に、不登校のお子さんの約3〜4割は起立性調節障害を発症していると推計されています。
起立性調節障害とは、思春期のお子さんが発症しやすい自律神経系の失調のことです。「めまい」「立ちくらみ」「頭痛」「腹痛」などの症状により、朝起きれず登校できないこともあります。
体調不良の他にも、人間関係のトラブルや生活リズムの乱れなどから不登校になってしまうお子さんがいるようです。
(*出典1)起立性調節障害(OD)
不登校のサイン
不登校は、長期化すると復学するハードルが高くなりがちです。
※もちろん、復学だけが正しいのではなく、お子さんや家庭の状況に合わせて様々な選択肢があります。
そのため、お子さんが発する不登校の兆候を見逃さないようにしましょう。ここでは、不登校のサインについてご紹介します。
家庭内で見られる不登校のサイン
お子さんは、無意識のうちに心のSOSを発信していることがあります。家庭内で以下のような兆候が見られたら注意が必要です。
- 登校準備はしているが朝起きられない
- 腹痛・頭痛・下痢・発熱などの体調不良を訴え登校したがらない
- 欠席の連絡をすると元気になる
- 朝の支度に時間がかかり、遅刻するようになった
- 自分の部屋に閉じこもりがちになった
- 家族間の会話が減った
上記のような学校の行き渋りは、よくある不登校の兆候のひとつです。お子さんが話せるようであれば理由を聞いてみてください。
(*出典2)不登校とは(不登校の定義とタイプわけ)四日市市
学校で見られる不登校のサイン
家で普通に過ごしているお子さんも、学校では不登校のサインを発していることがあります。その理由は、親に心配をかけたくないという思いから、自宅では普通に振る舞っている場合があるためです。
学校で見られる不登校の兆候は以下の通りです。
- よく保健室に行くようになる
- 休み時間に友達と過ごさなくなる
- 人が少ない場所で過ごすようになる
- 部活動や委員会の活動を休みがちになる
保護者面談や家庭訪問などで、担任から上記のような様子を知らされた場合は注意が必要です。お子さんと向き合う時間を増やしてみても良いかもしれません。
不登校・不登校傾向の定義について
文部科学省の不登校の定義には当てはまらないものの、不登校の傾向がみられる潜在的な不登校児童も多くいると考えられています。
日本財団が行った「不登校傾向にある子どもの実態調査」によると、不登校の傾向がみられる中学生は約33万人で、不登校と定義されている生徒数の約3倍にのぼることが分かりました。
日本財団は、学校生活をめぐるお子さんの特徴を以下の6つに分類しています。
- 1-1.不登校:文科省定義(欠席日数が30日以上)
- 1-2.不登校:文科省定義外(欠席日数が30日未満)
- 2.教室外登校
- 3.部分登校
- 4.仮面登校A:授業不参加型
- 5.仮面登校B:授業参加型
- 6.登校
(*出典3)不登校傾向にある子どもの実態調査 日本財団
ここでは、不登校および不登校の傾向がみられる、上記の1〜5までのタイプの特徴をご紹介します。お子さんの変化に気づくきっかけになれば幸いです。
不登校:文科科学省定義(30日以上の欠席)
文部科学省が定義する不登校とは「30日以上学校に行っていない」ことを指します。
- 年間30日以上学校を欠席(病気や経済的な理由は除く)
不登校:文科省定義外(30日未満の欠席)
文部科学省の定義外の不登校とは、学校を1週間以上欠席するなど、一定期間以上学校に行っていない状態のことをいいます。
[特徴]
- 年間の欠席日数が30日未満
- 1週間以上連続で欠席している
教室外登校
教室外登校とは、教室には行かずに、保健室や校長室に通っている状態のことです。
[教室外登校の特徴]
- 学校に登校するが、教室には行かない
- 校門登校・校長室登校・図書室登校・保健室登校
- 月2~3回以上、もしくは1週間続けて上記の行動が見られる
部分登校
部分登校とは、教室で過ごしているものの授業に参加する時間が少なく、遅刻や早退が多い状態のことをいいます。
[部分登校の特徴]
- 遅刻・早退する
- 1日に何度か、一時的に保健室などで過ごす
- 給食登校がみられる
- 頻度:1カ月に5日以上
仮面登校A:授業不参加型
授業不参加型の仮面登校Aとは、基本は教室で過ごしているが、授業に参加する時間が少ない状態をいいます。この段階から、「授業を欠席する」「同級生と違うことをする」など学校内での兆候がみられるようになります。
[仮面登校Aの特徴]
- 授業に参加する時間が少ない
- 授業がつまらないと感じている
- クラスメイトと違うことをしがちである
- 授業内容以外のことを学びたいと感じている
- 頻度:月2~3回以上または1週間続けて
仮面登校B:授業参加型
授業参加型の仮面登校Bに分類される生徒は、基本的には教室で過ごしてはいるものの、心の中では学校に通いたくないと思っている傾向があると言われています。
[仮面登校B:主な特徴]
- 学校が辛い・嫌だと感じている(頻度は毎日)
- 学校を欠席するなど、表立った行動は見受けられない
不登校・不登校傾向にある生徒が学びたいと思える環境は?
不登校状態にあるお子さんの保護者としては、復学がゴールと考えることもあるかもしれません。しかしながら、お子さんの人生を考えたときに復学は選択肢の1つでしかなく、最も良いものを模索する必要があるといえるでしょう。
とはいっても、「どのような環境なら学校に行きたいと思ってくれるのだろう」と悩む保護者も多いのではないでしょうか?
日本財団が、不登校または不登校傾向にある現中学生と卒業生(中学卒業後~22歳)を対象に行った調査によると、「自分の好きなことを追求できる環境で学びたい」と回答した人数が多いことが分かりましたので引用しつつご紹介します。
[Q.あなたはどのような場所だったら学びたいと思いますか。]
1位:自分の好きなこと・追求したいこと・知りたいことを突き詰めることができる
2位:自分の学習のペースにあった手助けがある
3位:常に新しいことが学べる
4位:クラスや時間割に縛られず、自分でカリキュラムを組むことができる
出典:「不登校傾向にある子どもの実態調査報告書」
お子さんはご自身の興味のある分野を学ぶことができれば、学校以外の学び場であるフリースクールや他の学校なども視野にはいってくるかもしれません。
上記をひとつ参考に、どのような環境で学びたいかお子さんと話し合ってみても良いでしょう。
不登校傾向がみられた時、保護者が気をつけたいポイントとは
お子さんに不登校の傾向が見られたとき、保護者はどのように対応すれば良いのでしょうか?
不登校の長期化を防ぐために、保護者が気をつけたいことをご紹介します。
お子さんの意志を尊重する
不登校もしくは不登校傾向のお子さんと接する際は、できる限りお子さんの意見を尊重するようにしましょう。
お子さんの意見を否定したり、無理やり学校に行かせたりした場合、お子さんが余計に塞ぎ込んでしまう恐れがあります。
お子さんは「あらゆるストレスが積み重なり学校に行けなくなった状況」だと理解し、まずは安心して心と身体を休める環境を作ることが大切です。
保護者の方は「子どもに学校に行ってほしい」「家で元気なら学校に行けるのではないか」と焦りや不安を抱いてしまうかもしれません。しかし、しばらくはお子さんの様子を見守り、やりたいことを尊重してあげましょう。
お子さんの意見を叶えることが難しい場合は、複数選択肢を与えてお子さんに選んでもらうようにしてみてください。あくまでも、お子さんの自主性を尊重することが大切です。
お子さんに謝るのではなく、安心して過ごせる環境を整えてあげましょう。
家庭環境を見直してみる
お子さんが不登校になる背景には様々な背景が複雑に絡み合っています。家庭環境もその背景にある場合には、見直すことで悩みが軽減されるかもしれません。
また、不登校の対処は母親ばかりで父親は関与してくれず、家庭内不仲が起きるケースも珍しくないといいます。家庭内不和は不登校の原因となることがあるため、親子間・夫婦間のコミュニケーションを見直す必要があるといえます。不登校の対応は、両親で取り組むよう話し合ってみると良いでしょう。
(*出典4)不登校現象の家庭要因に対する一考察 :「学校への意味付け」に関わる文化的再生産
保護者自身が心の余裕を持つ
不登校はあくまでも”状態”であり、誰かに責任があるわけではありません。
しかしながら、お子さんが不登校になってしまったら、多くの保護者が悩みや不安を抱きます。「いつまでこの状態が続くのだろう」という不安が募るかもしれません。
お子さんも保護者の様子は敏感に察知することがありますので、まずは気持ちをおおらかに、お子さんに寄り添えるよう意識するといいでしょう。
保護者自身も好きなことをして気分転換したり、カウンセリングを受けたりしても良いでしょう。心に余裕を持つことで、状況を客観的に見られるようになります。
不登校の解決に悩む気持ちもあるかもしれませんが、保護者がリフレッシュできる時間も大切にしてください。
不登校となったときの相談先
「子どもが不登校になってしまい、不安でどうしたらいいか分からない」という保護者も珍しくありません。家庭内だけの解決が難しい場合もあるため、一人で悩まず外部に相談してみましょう。
ここでは、お子さんが不登校になってしまったときの相談先をご紹介します。
(*出典5)不登校児童生徒の実態把握に関する調査報告書
先生・スクールカウンセラー
お子さんが不登校かもしれないと思い始めたら、まず学校や担任の先生に相談してみましょう。実際に文部科学省も、不登校になった場合や不登校の傾向が見られる場合は、まず在籍中の学校に連絡を取ることが重要だと述べています。
学校に相談することで、家では分からない学校での様子を把握できます。不登校の原因やきっかけがわかるかもしれません。原因が分かれば学校側と具体的に解決法を考えていくこともできます。
たとえば、「どの授業なら行きたいと思えるか」「保健室への登校なら可能か」など、お子さんの希望を聞き、親と学校が協力してサポートすることも可能です。
親と学校が密に連絡を取り合うことで、現状が改善する場合もあります。
また、各学校に配属されているスクールカウンセラーに相談しても良いでしょう。スクールカウンセラーは、臨床心理士や精神科医などの実践経験を積んだ教育心理専門家のことをいいます。
スクールカウンセラーの特徴は、児童のメンタルケアだけでなく保護者の悩み相談にも乗ってくれることです。
お子さんとの関わり方や家庭内での過ごし方など、不登校の保護者の悩みに寄り添ったアドバイスがもらえるでしょう。
教育支援センターなどの公的機関
不登校の支援を行っている公的機関に相談してみることも一つの手です。
教育支援センター(適応指導教室)は、各都道府県・市町村に1,634カ所設置されている公的機関です。教育支援センターでは、不登校児童に対するカウンセリングや学習指導、体験学習のサポートなどを行っており、お子さんだけでなく保護者が悩みを相談することもできます。
その他にも、「児童相談所」「保健所」「精神保健福祉センター」など、さまざまな公的機関が全国に設置されています。
対面だけでなく、電話での相談も受け付けている機関もあるため、まずは一度連絡してみても良いでしょう。
(*出典6)令和3年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について 文部科学省 95P
フリースクール・塾
長期間学校に通わないと、学習面での遅れが発生します。また、「学校には行きたくないけど勉強はしたい」というお子さんもいるでしょう。不登校のお子さんの学習面に関する悩みがあれば、フリースクールや塾に相談してみましょう。
①フリースクール
フリースクールとは、学校に通えないお子さんに学習の場を提供している施設です。各スクールによって支援の内容や特徴が異なるため、お子さんに合ったスクールに相談してみるとよいでしょう。
[フリースクールの特徴の例]
- 学習意欲の回復を目的としているスクール
- 復帰に向けた学習サポートが充実しているスクール
- 障害のある不登校児童向けのスクール
- スタッフが自宅に訪問してくれるスクール
②塾
不登校の生徒に特化した塾も見受けられます。元不登校の講師が在籍している塾も珍しくありません。不登校を経験した講師ならではのアドバイスが聞けるでしょう。
勉強ができるようになれば自信がつき、復学できたというケースもあるようです。学習面でのサポートが必要な場合は、無料相談を行っているフリースクールや塾に話を聞いてみても良いかもしれません。
民間の相談窓口
お子さんが不登校かもしれないと悩んだら、民間の相談窓口に相談してみましょう。
たとえば、「キッズひまわりホットライン」は、弁護士がアドバイスしてくれる相談窓口です。弁護士が学校との間に入って、問題の解決をサポートしてくれることが特徴です。
以下のようなトラブルが原因でお子さんが不登校となってしまった場合、キッズひまわりホットラインをはじめとする弁護士に相談できる窓口を利用してみても良いでしょう。
- 非行グループに入っている
- 先生から体罰を受けた
- 同級生からいじめられている
- 犯罪に巻き込まれた
民間のカウンセリング施設
お子さんが不登校になってしまったら、民間のカウンセラーに相談することも方法のひとつです。先述しましたが、お子さんが不登校になってしまった場合、大きなストレスや不安を抱える保護者も多く見受けられます。
心理のプロに相談することで現在の問題を客観的に捉えられ、解決の糸口が見つかるかもしれません。親子向けのカウンセリングを行っている施設もあるため、お子さんと一緒に利用することもできます。
心に余裕を持ってお子さんと接するためにも、カウンセリングの利用を検討してみてください。
医療機関
お子さんが不登校になってしまったら、かかりつけ医などの医療機関に相談する手もあります。その理由は、体調不良やメンタルの不調により不登校となってしまうお子さんもいるためです。
うつ病や起立性調節障害などが理由で不登校となってしまうお子さんも見受けられます。医学的アプローチによって不登校を解決できる可能性も十分にあります。
- 無気力でぼーっとしている
- 寝てばかりいる
- 頭痛や腹痛を訴えている
- 朝起きられない
- 疲れやすい
上記のような症状が出ている場合は、医療機関の受診を検討してみても良いでしょう。
不登校生徒の保護者のコミュニティ
不登校のお子さんを持つ保護者のコミュニティも多く存在しています。代表的なコミュニティとして、「不登校の親の会」があげられます。
お子さんの不登校に関する悩みを「誰にも相談できない」と悩む保護者も少なくありません。同じような境遇に悩む保護者同士で繋がれるため、不安な気持ちを少しでも和らげられるでしょう。自宅周辺地域のコミュニティであれば、進学先や支援先のことなど、具体的な情報も得られます。
不登校のお子さんを持つ保護者のコミュニティーは全国に存在しているため、お近くのコミュニティを探してみてください。
対面でのコミュニティに参加するのは苦手という方は、TwitterやFacebookなどSNSを利用したり、匿名で相談できるオンラインサービスを利用したりしても良いでしょう。
当ポータルサイトでは、匿名で相談できるQ&A機能をご利用いただけます。他の方の質問や回答も閲覧でき、似たようなお悩みを見つけることもできます。対面では質問しづらい悩みなど、不登校に関する幅広い分野のお悩み相談が可能です。当ポータルサイトのQ&A機能も、ぜひご活用ください。
まとめ
- 不登校の定義:年間30日以上学校を欠席している生徒(病気や経済的な理由は除く)
- 不登校傾向にある生徒は、不登校に分類される生徒より多い
- 不登校の相談先は、学校・不登校支援センター・フリースクールや塾・民間の相談窓口・民間のカウンセリング施設・医療機関・不登校生徒の保護者のコミュニティーなどがある
この記事では、不登校について幅広くご紹介しました。不登校の生徒数は年々増加傾向にあり、不登校の傾向が見られる生徒も多く見受けられます。
お子さんに不登校の傾向が見られる場合は、学校をはじめとする外部の機関に相談してみてもよいでしょう。お子さんの気持ちに寄り添って適切な対応を取ることが大切です。お子さんが不登校傾向にあるとお悩みの方はぜひ参考にしてください。
【出典一覧】
*1 起立性調節障害(OD)
参考箇所:学校に行きづらいと感じ始めたきっかけ
*2 不登校とは(不登校の定義とタイプわけ)四日市市
参考箇所:不登校のサイン
*3 不登校傾向にある子どもの実態調査 日本財団
参考箇所:不登校・不登校の傾向がみられる生徒の特徴とは
*4 不登校現象の家庭要因に対する一考察 :「学校への意味付け」に関わる文化的再生産
参考箇所:家庭環境を見直してみる
*5 不登校児童生徒の実態把握に関する調査報告書
参考箇所:不登校となったときの相談先
*6 令和3年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について 文部科学省 95P
参考箇所:不登校支援センターなどの公的機関