不登校が学校行事だけ行くのはズルい?メリットやデメリットを詳しく解説

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目次

  • 普段学校に行けていないけど学校行事に誘われた
  • 学校行事だけ参加するのは悪いことなの?
  • 学校行事だけ参加したらどんな影響があるの?

そんな悩みを抱えるお子さんや保護者は少なくありません。

今回は、不登校のお子さんが学校行事へ参加するべきか否かについて詳しく解説します。

不登校のお子さんが学校行事に参加するメリット・デメリットもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

学校行事だけ行く不登校はダメ?

普段の授業に行っていないのに、特別な日だけ登校することに罪悪感を抱くお子さんも少なくありません。

普段の授業は休んでいるのに学校行事だけ参加するのはズルいことなのでしょうか。

学校行事への参加も大きな一歩。ズルいことではない

結論、学校行事だけ参加するのは全くズルいことではありません。

不登校のお子さんにとって、学校行事への参加も大きな勇気が必要です。

普段の授業に行きたくても行けないお子さんがほとんどなので、楽をしようとしているわけではありません。

不登校の理由がお子さんによってさまざまであるように、「この行事だったら行けるかも」とお子さんが思う理由もそれぞれですが、「苦手な人に合わなくていい」「したくないことをしなくていい」など、何らかの理由があるはずです。

勇気を出して行動してみようとする気持ちは素晴らしいことです。学校行事だけ参加する場合も、罪悪感を持つ必要はありません。

子どもたちの間ではズルいという意見も

しかし、子どもたちの間では「好きな行事だけ来てズルい」という意見も多いのが現状です。

特に、普段、学校に通っていてしんどいことがあるお子さんは、自分が嫌な気持ちを我慢しているからこそ、学校行事だけ来るお子さんを見て、ズルいと感じてしまうようです。

学校行事は普段の授業に比べて、面白くて楽な印象を抱くお子さんが多いからでしょう。

学校行事への参加はお子さんの意思を尊重しよう

不登校のお子さんが学校行事に参加するかどうかは、お子さんの意思を尊重して判断することが大切です。

先生や保護者は「学校行事は行きやすい」と思いがちですが、クラスメイトとのコミュニケーションが増える学校行事は逆にハードルが高いと感じているお子さんもいるでしょう。

学校行事なら行けるだろうと思い込んで無理に行かせようとすると、お子さんの負担になる可能性があります。

学校行事に参加したいかどうか、お子さんの気持ちを確かめてから判断しましょう。

なお以下の記事では、学校行事の中でも修学旅行について詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

【不登校】学校行事だけでも参加するメリット

不登校のお子さんが学校行事に参加するか否かは、お子さんの意思を尊重して判断すべきですが、お子さんが参加を前向きに考えている場合はぜひ参加させてあげてください。

不登校のお子さんが学校行事に参加するメリットを3つご紹介します。

  • 再登校のきっかけになる可能性
  • クラスメイトと関わるチャンス
  • 学生生活の貴重な思い出

1.再登校のきっかけになる可能性

学校行事に参加したことで、再登校のきっかけになる可能性があります。

教室の閉鎖的な環境が苦手なお子さんや、学習面への不安で学校に行けていないお子さんは、学校行事の方が行きやすいかもしれません。

学校行事に行くことで、普通の日に登校するハードルが少し下がる可能性があります。

2.クラスメイトと関わるチャンス

学校行事への参加は、クラスメイトと関わるチャンスです。

普段の授業よりもお子さん同士の交流が多い学校行事では、クラスメイトと話すきっかけがあるかもしれません。

クラスメイトとの交流をきっかけに登校に前向きになる場合もあります。

3.学生生活の貴重な思い出

学校行事は、限られた学生生活の中の貴重な思い出になります。

学生時代に学校行事の思い出がないのは寂しいと感じるお子さんは多いでしょう。

学生時代にしか体験できない思い出を作れることもメリットと言えるでしょう。

【不登校】学校行事だけ参加するデメリット

学校行事に参加するメリットをご紹介しましたが、不登校のお子さんの学校行事への参加はメリットばかりではありません。

学校行事だけ参加する3つのデメリットを解説します。

  • クラスメイトからの視線が気になる
  • お子さんが傷つく可能性がある
  • 準備に参加していないとついていくのが大変

1.クラスメイトからの視線が気になる

普段学校に行っていないのに学校行事に参加する場合、周りの視線が気になって居心地の悪さを感じるかもしれません。

学校行事だけ参加するお子さんを、同級生の全員が優しく受け入れてくれるとは限りません。全くズルいことではありませんが、不登校のお子さんの事情を知らないクラスメイトの中には、「楽しい学校行事だけ来るのはズルい」と思う人もいます。

クラスメイトからそういった態度をとられると、特別な日だけ学校に行くことに対して罪悪感を抱いてしまう場合もあるでしょう。

お子さんが傷つく可能性がある

学校行事に参加する不登校のお子さんをよく思わない同級生の声が、お子さん本人の耳に届く可能性もあります。

不登校になるお子さんは精神的に不安定であることが多いです。

勇気を出して学校行事に参加し、慣れない環境で頑張ろうとしている中で自分に対する否定的な言葉を聞いてしまったら、非常に傷ついてしまうでしょう。

学校行事に参加することで、お子さんが学校に対してよりマイナスな印象を抱く可能性も考慮する必要があります。

3.準備に参加していないとついていくのが大変

学校行事は、事前に準備時間がとられる場合が多いです。

運動会は事前に競技の練習や段取りの確認があったり、修学旅行は事前の調べ学習を行ったりします。

準備に参加できていない場合、当日、周りについていくのが難しいかもしれません。

参加を決めた段階で学校に参加したい旨を伝え、対策を考えておく必要があります。

まとめ

今回は、不登校のお子さんの学校行事への参加についてご説明しました。

クラスメイトの中には、良くない印象を抱いているお子さんもいるかもしれませんが、学校行事だけに参加するのは悪いことではありません。

しかし、不登校のお子さんが学校行事に参加することには、メリットもデメリットも存在します。

お子さんの意思を尊重し、お子さんにとって最善の選択を考えていきましょう。

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無理をして今の学校に通わなくても、将来の選択肢はいくらでもあります。

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