お子さんが教室に入れない?代わりの選択肢や注意点を解説

監修:村上実優

監修:村上実優

累計7万人以上の指導実績を持つ成基の個別指導塾「ゴールフリー」で教室長を務めた後、シンガクの教室長に就任。子どもの本来持つやる気や意欲を引き出す“教育コーチング”のスキルを活かし、学校以外の多様な学びの機会提供と、子どもが安心して過ごせる居場所づくりを目指してシンガクを運営している。

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目次

お子さんが教室に入れないとき、保護者として何をすべきか悩んでいませんか?

この記事では、お子さんが教室に入れない理由や対処法、代わりの選択肢について詳しく解説します。お子さんの心の健康を守りながら、最適な対応策を見つけるためのヒントが満載です。

教室に入れない現象とは?不登校との違いは?

教室に入れない現象とは、お子さんが学校に登校しているものの、教室に入ることができない状態を指します。不登校とは異なり、完全に学校に来なくなるわけではありません。たとえば、保健室や図書室などの別室にいることが多いのが特徴です。この現象は一時的なものから長期的なものまでさまざまで、教室以外の場所で過ごすことにより、何とか学校生活を続けている状態です。

一方、不登校とは、お子さんが学校に全く登校しない状態を指します。教室に入れないことが長引くと、不登校に移行する可能性もあるため、早期の対応が求められます。保護者はこの違いを理解し、適切なサポートを行うことが大切です。

お子さんが教室に入れないのはなぜ?

お子さんが教室に入れない理由にはさまざまな要因が考えられます。代表的な理由について、それぞれ詳しく説明します。

発達障がい

発達障がいの一部である自閉症スペクトラムや注意欠如・多動症(ADHD)を持つお子さんは、教室の環境に適応することが難しい場合があります。たとえば、大勢の人がいる空間が苦手だったり、注意力が散漫になりやすい特性が影響していることがあります。

不安障がい

社交不安障がいや分離不安障がいなどの不安障がいを抱えるお子さんは、教室に入ることに強い恐怖を感じることがあります。新しい環境や人との接触に対する恐れから、教室に入ることが難しくなるのです。

トラウマやいじめの経験

過去に教室でのいじめやトラウマ的な出来事を経験した場合、教室に戻ることが心理的に難しくなることがあります。これらの経験は、強い拒否反応や避けたい気持ちを引き起こすことが多いです。

感覚過敏

特に自閉症スペクトラムのお子さんに多く見られる症状で、音や光、においなどに対して過敏に反応することがあります。教室の騒がしさや照明の明るさが苦痛になり、教室に入れなくなることがあります。

身体的な症状

教室に入ろうとすると頭痛や腹痛、吐き気などの身体的な症状が出る場合があります。これらは心理的なストレスが身体に影響を及ぼしているケースが多く見られます。

その他の心理的要素

自己肯定感の低さや、友達関係の問題、家庭環境のストレスなども、教室に入れない原因となることがあります。お子さんが抱えるさまざまな心理的問題が絡み合い、教室に対する不安や抵抗感を生むことがあるのです。

これらの理由から、お子さんが教室に入れない場合は、単なる怠けや甘えではなく、深刻な心理的・身体的な問題が背景にあることが多いと理解することが大切です。

教室に入れないお子さんはどう対処する?

お子さんが教室に入れない場合、症状や状況に応じた対処法が必要です。以下は、症状別の対処法を解説します。

教室に入りにくい場合

小さな成功体験を積む

教室に入ることを無理強いせず、まずは少しずつ教室の近くに行けるようにサポートします。短時間だけ教室に入る、あるいは教室の外から様子を見守るなど、小さな成功体験を重ねることが大切です。

安全な場所を提供する

教室以外の場所で安心して過ごせるスペースを確保し、そこでお子さんが落ち着けるようにします。保健室や図書室、特別支援教室などの利用を検討しましょう。

全く入れない場合:

別室での学習

教室に入れない場合でも、別室で学習できる環境を整えることが重要です。学校の協力を得て、個別に対応してもらう方法もあります。

カウンセリングの利用

心理的な問題が背景にある場合、スクールカウンセラーや臨床心理士との面談を通じて、お子さんが抱えている問題を解きほぐすサポートを行います。

拒否反応を示す場合

医療機関の受診

強い拒否反応が見られる場合は、専門の医療機関での診断や治療が必要です。精神科や心療内科、小児科の専門医に相談することで、適切な治療やサポートを受けることができます。

家族でのサポート

家族の理解と協力が不可欠です。お子さんの気持ちに寄り添い、無理強いせず、お子さんが安心できる環境を整えることが大切です。

お子さんの症状や状況に合わせて、適切な対処法を見つけていくことが重要です。保護者としては、お子さんの話をじっくり聞き、信頼関係を築くことが何よりも大切です。

お子さんが教室に入れないときの代わりの選択肢はある?

教室に入れないお子さんにとって、代わりの選択肢を考えることも大切です。ここでは、代替案を紹介します。

別室登校

学校内にある保健室や特別支援教室、図書室などで過ごすことを許可することで、お子さんが安心して学べる環境を提供します。この場合、個別の学習指導や少人数での授業参加が可能な場合もあります。

オンライン学習

最近では、多くの学校でオンライン授業が導入されています。お子さんが家から安全に学べる環境を整え、学校の授業に参加できるようにすることも一つの選択肢です。

個別指導の家庭教師

学校外で個別に指導を受けることも効果的です。家庭教師を利用することで、お子さんがリラックスできる環境で学習を進めることができます。

特別支援教育

特別支援学校やクラスでは、個々のニーズに応じた教育が行われています。教室に入れない場合でも、特別支援教育の専門家と連携することで、お子さんに適した学びの場を提供することが可能です。

これらの選択肢を検討し、お子さんにとって最も適した方法を見つけることが重要です。お子さんの気持ちや意見を尊重しながら、柔軟な対応を心がけましょう。

教室に入れないことは何かの病気?

教室に入れないこと自体が病気であるとは言えませんが、何かしらの心身の問題が関連していることが多いです。たとえば、以下のような症状や病気が関係している場合があります。

社交不安障がい

他人の目を気にしすぎてしまい、人前での活動が苦手になる状態です。この障がいを持つお子さんは、教室という多数の人が集まる場所で極度の緊張や不安を感じることがあります。

パニック障がい

特定の場所や状況に対して、突然の強い不安感や恐怖感が襲ってくる状態です。教室に入ろうとすると動悸や息苦しさを感じる場合は、この障がいが関係していることがあります。

過敏性腸症候群(IBS)

ストレスが原因でお腹が痛くなったり下痢になったりする症状です。教室に入ることが強いストレスとなり、身体的な症状が現れることがあります。

その他の心身症

お子さんの心理的なストレスが身体に影響を及ぼし、教室に入ることを拒む場合もあります。このようなケースでは、専門家の診断と治療が必要です。

教室に入れない原因がこれらの病気や症状に関連している場合、適切な医療機関での診断と治療が必要です。保護者は、お子さんの様子を観察し、必要に応じて専門家に相談することを心がけましょう。

教室に入れないことが続くと不登校になるの?

教室に入れない状態が続くと、不登校になるリスクが高まることがあります。お子さんの状況や個々の特性によって、不登校に発展するかどうかは異なりますが、以下のような要因が関係することが多いです。

教室に対する強い不安感

教室に入ることに対して強い不安や恐怖を感じ続けると、そのまま学校全体に対して抵抗感を持つようになる場合があります。この結果、登校そのものを避けるようになり、不登校に発展することがあります。

家庭の支援不足

お子さんが教室に入れない理由を理解し、適切に支援することができない場合、お子さんは孤立感を深め、学校への興味や意欲を失うことがあります。

友人関係の問題

教室に入れない原因が友人関係のトラブルにある場合、その問題が解決されないと不登校になることが多いです。特に、いじめが関係している場合は深刻で、早期の介入が必要です。

学校の対応

学校側が適切な対応をしない場合も、不登校になるリスクが高まります。たとえば、お子さんが安心できる環境を提供できない、またはお子さんの問題を軽視するなど、対応が不十分である場合です。

お子さん自身の性格や特性

お子さんの性格や特性によっても、不登校になるかどうかが変わります。たとえば、内向的でストレスに弱いお子さんは、環境の変化に適応するのが難しい場合があります。

教室に入ることに抵抗感を示すお子さんが不登校になるかどうかは、お子さんの状況や周囲のサポート体制によって異なります。保護者としては、お子さんのサインを見逃さず、早期に適切な対応をすることが重要です。

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