学校がつまらないのはなぜ?その理由と毎日を楽しむ方法を紹介!

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不登校のお子さんにとって、たとえフリースクールでも通学は大きなハードルとなることがあります。

そんな時、自宅で授業を受けられるオンラインフリースクール「シンガク」がおすすめです。出席認定に対応しており、自分のペースで学習を進められるのが特徴です。また、他の生徒ともオンラインで交流できる環境が整っています。

さらに、ゲーム依存のお子さんも楽しめるように、マインクラフトやフォートナイトなどを通じて他の生徒たちと一緒に遊べる機会も提供していますので検討してみてください。

目次

不登校が増えているというニュースをよく聞くようになりました。

文部科学省が2023年10月に発表した調査結果によると、小中学校における不登校児童生徒数は29万9048人で、前年度比22.1%増の約30万人となっています。

この数字は、30日以上学校に通っていない不登校の児童生徒数です。

学校には通っているけれど、学校に対する気持ちとして「つまらない」「本当は行きたくない」と思っているお子さんはもっと多いというのが現状です。

本記事では、「学校はつまらない」と感じる理由や「学校はつまらない」を解消する方法、学校の楽しみ方についてお伝えします!

学校がつまらないのは珍しくない

不登校生の多くが学校生活に何らかのストレスを感じており、学校はつまらないと感じています。

また、日本財団が2018年に中学生6,500人に実施した「不登校傾向にある子どもの実態調査」(*出典1)では、学校に通っている中学生のうち、不登校傾向にある生徒(欠席が30日未満)が約33万人いるという結果が出ています。
この結果からも、学校に通っていても「学校はつまらない」「楽しくない」と感じている児童生徒がとても多いということがわかります。

毎日通う学校が「楽しくない」「つまらない」と思うのは、珍しいことでも、変なことでもありません。

楽しいと感じる瞬間は人それぞれ

どうして、学校がつまらないと感じてしまうのでしょうか?

人は、それぞれ好きなことや苦手なことが異なるように、楽しいと感じること、つまらないと感じることもそれぞれ違います。

日本の学校教育では、基本的に1クラス30~40人の児童生徒を1人の先生が見ています。どんなに熱心な先生でも、お子さん一人ひとりの希望や要望を聞き、それに合わせていくのは不可能といえるかもしれません。
つまり、学校は、一人ひとりに対してのベストな教育ではなく、多数の生徒に合わせた教育を行う場です。

例えば、運動会などの学校イベントも、8割の生徒にとっては楽しいイベントかもしれませんが、運動が苦手なお子さんにとってはつまらない、むしろ参加することに苦痛を感じるイベントになっている可能性があります。

学校がつまらない5つの理由とは?

では、学校がつまらないと感じる理由にはどのようなものがあるのでしょうか。
さまざまな理由がありますが、ここではよくある理由をご紹介します。

授業がつまらない

授業のレベルやペースが合わないと、学校がつまらなく感じることがあるようです。

学校の授業は、先生1人に対して約30~40人ほどの大人数で授業が進められます。そのため、レベルやペースが自分に合わないことが多々あります。課題やテスト勉強で思うように結果が出ないことで辛さを感じるお子さんもいるでしょう。

逆に、理解が早いお子さんにとっては授業内容が簡単すぎて興味を持てなかったり、退屈に感じたりすることもあります。

また、中学では、学校で過ごす時間の大半が勉強する時間になります。そのため、将来の目標が明確で、勉強に集中できるお子さんは充実感を得られますが、「勉強ばかりを強制されている」と感じてしまい、つまらなくなるお子さんもいます。

勉強と自分の好きなことのバランスをうまく調節することが充実した生活を送るポイントになります。

周りに合わせるのが辛い

学校は、勉強する場であると共に、集団生活を学ぶ場でもあります。
お子さんによっては、人に合わせることを強いられることが苦手なタイプもいますが、基本的に学校ではそういった考慮はありません。

クラスや部活動にはたくさんの人がいるため、性格や意見が合わないことがあることは当然です。そういった集団生活の中で、周りに合わせることが苦手なお子さんはどうしても目立ってしまうので、人間関係にまつわるトラブルが起こりやすくなります。

困ったときは保護者やスクールカウンセラーに相談してみましょう。

気の合う友達がいない

学校は勉強や集団生活を学ぶ場ではありますが、同時に友達と一緒に過ごせる場所でもあります。

学校にいる時間は他人と過ごす時間が多くなるので、仲の良い友達がいれば楽しめますが、気の合う友達がいないと孤独感や寂しさを感じ、楽しさを感じられないかもしれません。

周囲のクラスメイトは楽しそうに過ごしているのに、自分だけ楽しめていないと思うことで気持ちが落ち込み、学校に行く気力が失せていく可能性もあります。

苦手な先生がいる

苦手な先生がいることも学校が楽しくないと思う理由の一つです。特に、中学校では小学校と異なり、科目別にそれぞれの先生が授業を担当するため、コミュニケーションをとる先生の人数が増えます。

クラスメイトに気の合う人、気の合わない人がいるように、先生にも合う、合わないが出てくるのは当然のことなので、悲観する必要はありません。苦手な先生がいると、その授業も嫌になりますし、さらにはそれが原因で学校に行きたくなることもあるでしょう。

苦手な先生の存在が原因で学校に行けなくなるようでしたら、学校に相談してみることで、対応可能な場合は苦手な先生との接触を減らしてもらえる可能性もあります。

校則が嫌

学校ごとにルールが異なる校則ですが、学校によっては校則がとても厳しい場合もあり、厳格な雰囲気が苦手なお子さんにとっては学校に馴染めない原因になるでしょう。

例えば、寒さが苦手なお子さんが薄着を強制されるなど、服装に厳しい校則がある場合は、学校によっては「異装届」を出して校則を守らなくてもよい状態にすることもできます。

校則への対応は学校によって異なりますので、まずは話しやすい先生に、どういった校則に悩んでいるのか、何に苦痛を感じているのかを相談してみてください。

毎日を楽しむために

行かなければ楽しいというわけではない

学校が楽しくないからといって、行かなければ日々の生活が楽しくなるというわけではありません。むしろ、学校に行かないことに罪悪感を持ち、より一層苦しい気持ちになってしまう不登校生は多いのです。

学校に行かなければ、友達にも会えません。

「家で好きなゲームを好きなだけできる!」と思うかもしれませんが、1人でゲームばかりしていてもそのうち飽きてしまいます。
1人で時間を持て余していると、「このままずっと学校に行けないのかな」「進学もできないし働くこともできないのかな」とどんどん将来を悲観してしまう傾向にあります。

かといって、気分転換に外出しようと思っても、「学校に行っていないことを不思議に思われるのでは」と周りの目が気になって外に行くことにも消極的になってしまうことも多くあります。

学校に行かないから楽しいのではなく、学校に行かなくても「つまらない」「つらい」ことはたくさんあります。

学校内、あるいは外のコミュニティで楽しみを見つけるのが大切

学校に行っても行かなくてもつまらないのであれば、どうすれば日々を楽しく過ごせるのでしょうか?

比較的誰にでもできて、効果的な方法は「学校以外のコミュニティで楽しみを見つける」ということです。

学校以外のコミュニティに所属することで、世界は学校が全てではないと気づくことができるでしょう。それは、学校を楽しめないお子さんにとって大きな救いとなるはずです。
学校で気の合う友達を見つけられなかったお子さんも、他のコミュニティでは気の合う友達を見つけられるかもしれません。

学校では勉強や運動が苦手だと褒められる機会が少ない傾向にありますが、他のコミュニティでは勉強や運動が苦手なお子さんも、成功体験を積むことができるかもしれません。

学校の外にある「広い世界」を知ることで、学校のつまらなさが気にならなくなったり、逆に学校の良さに気づくこともあります。
学校以外に楽しく過ごせるコミュニティを見つけると、学校がつまらないという悩みは減っていくと思います。

学校を楽しむ方法4選

①目標を決める

目標を決めると、学校生活を楽しめる可能性が高くなります。

自分が今やっていること(学校に行くこと)を「意味がないこと」と捉えてしまうと、学校に行くモチベーションは生まれないでしょう。
学校に「通う意味がない」「行きなさいと言われたから行っている」という状態だと、学校はつまらない、楽しくない場所になってしまいます。

逆に、学校に行く目的がはっきりしていたり、達成感ややりがいを感じる学校生活を送っていたりするお子さんにとっては、学校はとても楽しい空間になります。

将来の夢や、希望する進学先を目標として定めてみましょう。目標に向かって勉強したり、活動することで日々の生活を充実させられます。

目標は大きなものでなくても構いません。小さな目標をたてて毎日目標に対して頑張ることで、充実感を得るのもよいでしょう。

②部活に入る

自分が興味の持てる部活動に入ることもおすすめです。

どんな部活動があるかは学校によって異なりますが、スポーツや文化系など、多種多様な中から選ぶことができるので、少しでも興味を持てる部活動があれば参加してみましょう。

特にやってみたいと思う部活動がなくても、仲の良い友人がいるからという理由で始めてみても問題ありません。
部活動に参加しているうちに、何かをできるようになる楽しさを感じ、達成感を得られることもあるでしょう。そういった経験を通して、学校生活に充実感を得られる可能性があります。

③趣味などの仲間を見つける

好きなことを共有できる友達を見つけることも、学校を楽しむ方法です。
好きなスポーツや趣味が部活動にあれば、その部活動に入ることで仲間を見つけやすくなります。

また、例えば好きな有名人の応援「推し活」を共有できる仲間を見つけることもよいでしょう。

学校に行ってその仲間と話すことを楽しみと考えることができれば、「学校がつまらない」という気持ちが減っていくことに繋がるでしょう。

④学校行事に積極的に参加する

勉強や運動に限らず、何かに一生懸命取り組んでいる人は、その結果がどうであろうと取り組んでいる時間を楽しんでいるものです。

学校行事に積極的に参加するというのも、学校生活を楽しくする方法の一つです。
何かに夢中になっているときは、周囲の目を気にしたり、周りと比べることも減ります。

自分が少しでもワクワクできそうなもの、興味のあるものがあったらぜひ取り組んでみてください。

学校外でつまらないを解消する方法4選

①塾に通う

塾に通うことで、多くのお子さんは成績が上がるでしょう。
成績があがることは、「やればできる」と自分に自信を持つことにつながるため、学校生活を前向きに過ごすことができるきっかけになります。

また、塾の講師や他の生徒とのコミュニケーションを楽しめるのもポイントです。
頑張ったことに対して褒められたり、雑談をしたりすることが、お子さんの気持ちを明るくしてくれるでしょう。

②習い事を始める

例えば、サッカーや野球、陸上、スイミングなどの地域のスポーツクラブ、アート教室や英語教室などの習い事を始めてみるのはいかがでしょうか。

習い事では、教えてくれるコーチや講師、他の生徒とコミュニケーションをとれる機会が得られます。
何かを頑張ったり、できるようになったことがあれば「頑張ったね」と褒められますし、たわいのない雑談が気持ちを明るくしてくれます。

学校というコミュニティの「悩み」を、別のコミュニティで相談することもできます。
学校がつまらなくても、放課後の塾や習い事を楽しみに過ごすことで、気持ちを切り替えながら生活することができるでしょう。

③地域の活動に参加する

地域の活動といっても幅広いですが、それぞれの地域には集まって交流するサロンのようなものから、音楽やアートなどの趣味の集まり、清掃活動など、さまざまな活動が行われています。
自分が住む地域にはどのような集まりがあり、どんな活動をしているのかを調べ、興味のある活動に参加してみるとよいでしょう。

地域活動で出会える人は、年齢層が幅広く、今までの生活では出会わなかったような人とも交流する機会ができます。自分の世界を広げていく大きな一歩になるでしょう。

④ボランティアに参加する

塾や習い事、趣味に楽しさを見いだせない場合は、ボランティアに参加してみるのも一つの方法です。
小中学生が参加できるボランティアがないか、インターネットなどで探してみるのがよいでしょう。

公園、海、川のゴミ拾いや掃除、除草などを行う清掃活動、植樹や稚魚の放流、生態調査、外来種の駆除を行う自然保護活動など、小中学生も参加しやすいボランティアがあるので、お住まいの地域でどのようなボランティア活動が行われているか調べてみてください。

それでもつまらなかったら

環境を変えるのも一つの手

本記事で、学校の「つまらない」を解消する方法をお伝えしました。

しかし、解消してみようと取り組んでみても問題が解決しない場合もあると思います。そういった場合は環境をガラッと変えてしまうのも一つの手です。

転校して学校を変えてみることも検討できますし、急増しているフリースクールやオルタナティブスクールなど、独自の教育方針を掲げている民間の学校で、自分に合いそうな学校を探してみるのもよいでしょう。

【まとめ】

「学校がつまらない」と感じることは、よくあることで、特別なことではありません。

学ぶ目標を決めたり、少しでも興味を持てる部活動に入ってみたり、気の合う友人を見つけてみたりすることで、学校生活が楽しめるかもしれません。
また、学校の外の世界のコミュニティで打ち込めることを探すのも、日々を楽しく過ごすには有効です。

学校がつまらないということに落ち込んだり、悲観する必要はありません。どうしたら「つまらない」を解消できるかを考えて、ぜひ行動してみてくださいね。

【出典一覧】

*1 日本財団|不登校傾向にある子どもの実態調査
参考箇所:学校生活をめぐる子どもの特徴(タイプ)6群

不登校のお子さんのこと、1人で悩まないで

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